後宮契約 ネタバレ36話【漫画】紅覇から契約破棄を言い渡された禮華。今になってスパイ候補が現れて…？

漫画『後宮契約』36話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

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契約破棄を宣言された禮華の取った行動とは？

禮華は泣いたり落ち込んだりすることなく、せっせとある作業に勤しんでいました。

状況を考えれば嘆いている暇はないからです。

それでも必ずこれまでの任務は達成してきたので、禮華は複雑な気分でした。

そこへ新たなスパイ候補の人物が現れます。

後宮契約36話のあらすじ込みネタバレ

初めての任務失敗に複雑な思いを抱えながら荷物をまとめる禮華

紅覇が禮華に契約破棄を宣言した後、禮華は一睡もできませんでした。

決して憔悴していたわけではありません。

禮華は荷物の整理に追われていたのでした。

 

これまで不測の事態に備えて、禮華はありとあらゆるところに武器を仕込んでいました。

毒針や毒瓶、クナイ、短剣など様々です。

最後に数時間掛けて秘密通路を塞ぎ、ようやく完了しました。

 

紅覇は契約破棄の一言で簡単に終わらせることができますが、禮華はそうはいきません。

ぐったりしながらベッドに倒れ込みます。

こんな高級なベッドで眠るのも今日が最後かと禮華は思いを馳せました。

 

禮華はこれまで一度も任務を失敗したことはありませんでした。

紅覇からの一方的な契約破棄を失敗と言うのは腑に落ちないところもありますが、結果的には依頼人の口から契約破棄の言葉が出たので、その時点で失敗です。

認めざるを得ないと禮華は思いました。

 

目標金額まで、あと5万金も残っています。

この任務を達成したらすぐに到達できるはずでしたが、また遠ざかってしまいました。

簡単にはいかないなと禮華は溜め息をつきます。

 

しかし落ち込むのは癪に障ります。

禮華は拳を握りました。

一方的に契約破棄を切り出せば禮華が落ち込むとでも思っているのだろうと紅覇を心の中で罵ります。

 

虎蓮の名を出せば禮華がどういう反応をするか、紅覇は十分知っていたはずです。

にもかかわらず、内偵までして禮華の反応を見ようとしたのは許せません。

禮華が心の中で毒を吐いていると、ノックが響きました。

このタイミングでスパイ候補の来訪！？

禮華への来客だといいます。

明日退去する時の話をしに明がやってきたのかと思いながら、禮華は来客を通しました。

しかしそこに立っていたのは見知らぬ男性です。

 

初めて会うという挨拶をする男に禮華が名を尋ねると、男は諧律の花庵と名乗りました。

諧律とは物品を管理する役職です。

それを聞いて禮華はぎょっとしました。

 

愛され側室の禮華と結託しようというスパイ候補がついに現れたのかと思ったのです。

よりによって今日来たのかと禮華は内心頭を抱えました。

追い返すべきか迷いましたが、ふと知っている気配があることに気付きます。

 

外に潜んでいる明の姿がちらりと見えました。

禮華が見ていることに気付いた明は頷いてみせます。

禮華はそれを見て納得しました。

 

明は禮華の兄ということになっているので、現れてもおかしくない立場です。

それでも外に潜んで様子を伺っているのは、ひとまずこの男と話をしてみろということでしょう。

禮華はそう理解して、花庵の手をギュッと握りました。

 

驚いている花庵に向けて満面の笑みを見せます。

そしてアホな側室を演じながら花庵とお茶を飲むことにしました。

諧律ならそこまで職位は高くないはずです。

 

それどころか末端に近いと行っても過言ではありません。

その官吏が突然側室を訪ねてきた上に、勧められる前に出されたお茶を平然と飲んでいるのです。

怪しいどころかスパイのニオイしか感じられません。

 

もし本当に花庵がスパイなら、宮殿を出る時にボーナスくらいはもらえるでしょう。

禮華はそう考え、アホな側室として全力で演技をすることにしました。

後宮契約36話の感想