リベンジウェディング ネタバレ39話【漫画】ついに両親と再会するメルケディア

メルケディアは屋敷への一歩を踏み出す

親との関係がぎこちないことから、メルケディアは両親に会うのが少し憂鬱でした。

虚勢をデメトリオに見抜かれて両親との関係性について話すと、親が全員いい人とは限らないとデメトリオはメルケディアを慰めます。

何かあればすぐに呼んでくれという言葉に、デメトリオから心配されているのだとメルケディアも悟りました。

会って話すだけなんだからそんなに心配しなくてもいいのにと思う反面、メルケディアは嬉しくなります。

気合を入れ直して、屋敷に足を踏み入れることにしました。

リベンジウェディング39話のあらすじ込みネタバレ

緊張しているメルケディア

綺麗に手入れされた屋敷の中では、大勢の侍従が頭を下げてメルケディアとデメトリオを出迎えました。

ユリアという侍女に母親の所在を尋ねると、応接室にいるとユリアが答えます。

反射的にメルケディアはパッと目線を上げて、階上の応接室のドアを睨みました。

デメトリオの腕を掴むように組んで、行こうと促します。

自分の腕を掴むメルケディアの手の冷たさに、デメトリオはすぐに気が付きました。

やはり緊張しているようだと考えます。

広い屋敷とは言っても、数分も歩けば応接室に辿り着きます。

応接室のドアの前で、メルケディアはドアノブを掴んだまま動きを止めました。

見かねたユリアが、自分が開けようかと声を掛けますが、メルケディアは黙って首を振ります。

深く深呼吸すると、メルケディアは思い切って扉を開けました。

中にいる人物に、戻りましたと声を掛けます。

銀髪に赤い瞳を持つ女性がその声に振り返りました。

メルケディアの母、セヤラ・サーシャです。

お久しぶりですとメルケディアは堅苦しく母親に挨拶しました。

続いてデメトリオも初めましてと挨拶し、敬礼します。

セヤラはソファーに座るよう二人に勧めました。

父も来るのかとメルケディアはセヤラに問いかけます。

セヤラは目を伏せたまま、あなたも聞きたいことがあるだろうからとだけ答えます。

セヤラの反応に違和感が…！？

聞きたいことなんてもちろん山ほどあります。

それでも、この結婚を計画したのが両親であることは分かっていました。

それとももしかして、わざと自分をあんなサバイバルの環境に放り込んだのかという考えがメルケディアの頭をよぎります。

どちらにしてもやっぱり自分から聞くしかありません。

メルケディアが話を切り出そうとしたちょうどその時、セヤラが口を開きました。

セヤラは、どうしてセヤラが用意した船に乗らずにあの船に乗ったのかとメルケディアに尋ねます。

意味がわからず、メルケディアは聞き返しました。

セヤラは島に船を送ったはずだと話します。

困惑したように片手を頬に当てています。

軍艦しか来ていないとメルケディアは答えました。

海竜族が山ほどいたから、島に着く前に沈んでしまった可能性があるとデメトリオが話に入ってきます。

海竜族と聞いたセヤラは、デメトリオの言葉を復唱しながら一気に青ざめました。

セヤラの反応を見たメルケディアとデメトリオはどういうことだと顔を見合わせました。

セヤラは何も知らないようです。

信じがたいと思い、メルケディアは眉間にシワを寄せました。

そんなメルケディアの顔を見たセヤラが慌てて眉間にシワを寄せるなと注意します。

メルケディアは急いで顔のマッサージをし、セヤラはそんな彼女を真剣に見守りました。

さすが親子だと、デメトリオは呆れながら見ています。