漫画『皇帝の一人娘』62話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します!
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皇帝の一人娘62話の見どころと注目ポイント!
ふと蘇った過去の記憶
偶然か必然か、カイテルとアシシは二人とも同じあの日を思い起こしていました。
返り血で汚れたカイテルが冷たい目でアシシを見下ろします。
どうしてこんな人間の手にかかって死にたいというのだと、不可解だと言わんばかりの表情で愚か者とアシシを罵りました。
お前が死ななければならない理由などないとカイテルはまっすぐアシシに伝えたのです。
アシシはカイテルの足元で涙を浮かべ、カイテルの顔を見上げていました。
皇帝の一人娘62話のあらすじ込みネタバレ
アシシにカイテルが応える
アシシはずっと、自分自身を汚れた存在だと思っていました。
生きていく理由すらわからないまま、絶望の真っ只中にいたアシシの目の前に現れたのがカイテルだったのです。
あの日を思い出すとカイテルはポツリと呟きました。
カイテルが同じことを考えていたのに驚き、アシシは思わずパッとカイテルを見上げます。
おまえはあの時もそうやって跪いていたとカイテルは話しました。
そして、私はそんなおまえをただ見つめていたとカイテルはアシシに伝えます。
すべてを諦めようとしていたあの日、アシシはカイテルに忠誠を誓いました。
汚らわしいこの命をどうぞお使いくださいと伝え、皇帝陛下の騎士になることにしたのです。
カイテルは、自分と契を交わせば生涯苦しみ続けることになるかもしれないと釘を差しました。
しかしアシシは構わないと答えたのです。
命を懸けて仕えることを誓いました。
地獄の中で独りもがき苦しんでいたアシシにとって、彼は唯一の、最初で最後の理解者だったのです。
そして救世主でもありました。
カイテルがアシシの名を呼びます。
とても優しい声色でした。
おまえは一度も汚れていたことなんかないとカイテルは断言します。
その言葉がアシシの胸に染み渡ります。
胸がいっぱいになり、アシシは唇を噛み締めました。
どうしてそんなことをと思ったのです。
カイテルはただ微笑み、アシシを見つめていました。
お前の望みを許可しようとカイテルが伝え、アシシは驚いて目を見開きます。
アリアドネの護衛騎士に任命すると伝え、カイテルはアシシの肩に手を置きました。
アシシの身体が震えます。
本当に許してもらえるとはと衝撃を受けました。
感謝の気持ちを口にすることすらできませんでした。
これからも自分の主君は陛下だとアシシは言葉を絞り出します。
それは光栄だと答え、カイテルは柔らかく微笑みました。
自問するカイテル
カイテルはアリアドネの枕元に立っていました。
すやすやと眠っている小さな寝顔を見つめ、いい夢を見ろと微笑みます。
カイテルはさっきのアシシの言葉と表情を思い出しました。
彼が自ら何かを望むところなんて見たことがなかったのです。
自分は今までいったい何をしてきたのだろうとカイテルは自問しました。
生き残り怒りを忘れるなと突き放してきましたが、あいつに必要だったのは小さな癒しの一欠片だったのかとカイテルは思いました。
自分もペルデルも与えてやることができないものだと考えます。
カイテルはアリアドネの寝顔をそっと見下ろしました。
アリアドネの髪をそっと撫でます。
小さな癒しの一欠片を、もしもアシシに与えてやれるとしたらおそらく彼女でしょう。
カイテルは部屋を出て庭園へ出てきました。
自分の選択は正しかったのだろうかと一人考えます。
あるいはまた災いのはじまりになるのかもしれません。
いずれにしても、今はまだわからないことでした。
カイテルは何かが胸につかえているのを感じます。
カイテルが思い出していたのは…?
続きはピッコマで!
皇帝の一人娘62話の感想
一度も汚れていたことなんかないというカイテルの言葉にはじーんとしました…!
自分が汚れた存在だと思いこんでいるアシシにとって、救世主であるカイテルからの言葉はとても嬉しかったと思います。
アシシが自分の気持ちを伝えられたのはよかったのですが、カイテルが落ち込んでいそうで心配です。
良かれと思って戦場に送り込んできたことが、逆にアシシを追い詰めていたかもしれないと思ったらショックですよね。
アリアドネの寝顔に少しでも癒やされたならいいなと思います。
まとめ
今回は漫画『皇帝の一人娘』62話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
- カイテルとアシシは、アシシがカイテルに忠誠を誓った日のことを思い出していました。
- アシシをアリアドネの護衛騎士に任命し、アシシは感激して震えています。
- アシシと別れた後、カイテルはアリアドネの寝顔を見て物思いに耽っていました。
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