悪役に正体がバレてしまった ネタバレ7話【ピッコマ漫画】イレアの存在の可能性とセレナの思惑

漫画『悪役に正体がバレてしまった』7話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「悪役に正体がバレてしまった」6話はこちら

数日間は何事もなく過ごせていたセレナでしたが、訓練中には他の兵士から嫌がらせを受け、静かに過ごすことは願っていません。

 

いつも側にいるレティオはそんなセレナを気に掛けます。

セレナに優しく接する理由…それは昔のセレスティンとの関係にありました。

 

そしてレティオの実力はどれほどのものなのか…？

 

物語を読み解きながらセレナは今後の対策を考えます。

その中に見えたのはイレアの存在。

 

彼女か鍵となりセレナは問題解決できるのでしょうか…？

悪役に正体がバレてしまった7話のあらすじ込みネタバレ

実力を隠したが故の弊害

現在セレナは18歳。

西川歩美で死んだのは26歳だから、加算すると44年生きていることになります。

 

そこそこ人生経験積んできたにしても、こんなに気疲れしたのは久しぶりです。

レティオとの出会いからイグネスの追求…思い返してもあの日の気持ちのすり減らしは大きいものでした。

 

幸いなことにあの日から数日間イグネスに遭遇せず過ごせています。

あの目に映らないだけでもほっとしますが、今は今で困ったことが…。

 

弓矢の訓練中どこからか小石が飛んできてセレナの頭に命中します。

痛みを感じ振り返ると、同じ訓練兵の三人がクスクスと笑いながらこちらを見ていました。

 

小石を投げてきたのはこいつらで間違いありません。

明らかにセレナを馬鹿にし下に見ているようでした。

 

その様子を見ていたのか、レティオがセレナの元に走って来ます。

自分の周りをうろちょろするレティオに少しうんざりするセレナ。

 

本当は一人でいたいのに…。

イグネスからは一旦離れられたものの、同じ訓練兵のレティオからは無理だったようです。

 

「セレスティン君大丈夫!?今のなんですか!?」

「大丈夫。なんでもない」

 

心配させないよう平静を装いますが、レティオの方が気が済まないようで教官に報告すると言い出しました。

そんなことはやめてくれ！と慌ててレティオをなだめます。

 

「お友達に慰めてもらえよ」

その姿を見ていた訓練兵三人は、また良いネタが来たと言わんばかりに口を挟んできます。

 

「そんな実力でエヴァン家の者だなんて恥ずかしくないのか？俺だったら入隊できねぇわ」

「エヴァン家は金がなくて破産寸前なんだろ？」

 

「息子がこんなんじゃ公爵も可哀相だな」

次々と放たれる悪意ある言葉にレティオも声を荒げます。

 

しかしセレナは至って冷静。

事を大きくしたくないのもありますが、彼らは自信が無い故に吠えているだけだということを知っているからです。

 

本当は投げかけられる言葉も投石の痛みも平気じゃないけれど、弱さは見せません。

それに心配し過ぎるレティオに構われるのも避けたいのです。

 

セレナは自分がこんな目に遭っているのはセレスティンのせいだと考えます。

 

しかし本物のセレスティンが入隊していたら、意気揚々とレティオと友達になり、イグネスに認められたと普通に喜んで、物語通りの結末は避けられなくなってしまうでしょう…。

 

それを思うと、今自分がこうしているのが最善なのだと言い聞かせるのでした。

レティオの実力

「ところでレティオ君は訓練しないんですか？」

いつもセレナの側にいるレティオに、ふと湧いた疑問を投げかけました。

 

レティオは気まずそうに答えます。

「僕に教えられるほどの教官がいないから自己練のみになっているんです」

 

無自覚の強さ自慢に苛立ちは隠せません。

「僕は無理やり弓を覚えさせられているのに…」

 

「大丈夫です！セレスティン君ならできます！」

セレナの気持ちも知らず無邪気に励ますレティオ。

 

その顔は流石主人公、かなりイケメンです。

（いやでも、イグネスの方が…）なんて考えだすセレナ。

 

兄弟と言うことを鑑みて2人を比べているのでしょうか…？

 

それにしてもやたらと気にかけてくるレティオに対して、何か見返りが欲しいのかと勘繰ります。

するとレティオは少し迷いながらも話始めました。

 

「僕は昔セレスティン君に会ったことがあるんだ。セレスティン君は覚えていないかもしれないけど、そのお礼がしたいんだ」

 

詳細については話さなかったものの、昔セレスティンと何かがあったようです。

 

セレナはそのことを知るわけもないので、深堀せず納得するふりをします。

「なるほど…わかりました。それなら少しずつ仲良くなりましょう」

 

今までで一番好意的なセレナの言葉にレティオは大喜び。

「ありがとうございます！セレスティン君の力になれるよう頑張ります!!」

 

やる気を出したレティオはそのまま自己練へと戻って行きました。

イレアの存在

弓矢の訓練に戻ったセレナは物語の流れを整理します。

 

今のセレナは18歳と2か月。

イグネスとイレアが婚約した時期を逆算すると、今は順調に婚約の話が進んでいる頃です。

 

そのことに気付いたセレナにある考えが浮かびます。

 

（イレアが登場することで、イグネスは自分に構う暇も無くなり、レティオもイレアと恋に落ちれば自分への興味も薄れるんじゃないか…!?）

 

厄介な2人を遠ざけられる可能性を見つけ、セレナは喜びます。

嬉しそうに弓を打っていたセレナが面白かったのか、またさっきの奴らがちょっかいを出してきました。

 

「はははっ！どこ見て弓引いてんだ!?」

確かにセレナが放った矢は的の端にしか当たっていません。

 

三人に詰め寄られるセレナ…その様子を建物の中からイグネスが気付きます。

レティオもいない今、少々荒れる予感です…。

悪役に正体がバレてしまった7話の感想

周囲から『エヴァン家の残念な子』として目を付けられてしまったセレナ。

嫌がらせにも毅然とした態度でいますが、心の中で（本当は平気じゃない）とこぼす姿にちょっと悲しくなります。

 

平気じゃない理由の一つにはきっと、歩美だった頃言われた孤児についての陰口の記憶も関係しているのではないでしょうか。

その分レティオがセレナの側にいてくれるお陰で明るくなれている部分もあるのかと思います。

 

セレナの言葉に喜びを見せるシーンは、犬のしっぽが見えるような喜びようで可愛かったです。笑

 

レティオに教えられる教官がいないって言う設定も流石物語の主人公って感じですね。

そりゃイグネスも気に入るはずです。

 

セレナがレティオとイグネスを比べるシーンでは、邪険にしつつも少し男性として見ているところもあるのでは？と感じました。

正体がバレることによって、セレナ、イグネス、レティオの三角関係もあったりするのかとちょっと期待しています。

 

そして最後のイグネスが覗き見ているシーン。

助けに来てくれるのか、それともセレナの実力を見れるチャンスとばかりに傍観するのか…。

次の展開も気になります。