悪役に正体がバレてしまった ネタバレ11話【ピッコマ漫画】セレナの強さの確信を得たイグネスは医者を呼ぶ

漫画『悪役に正体がバレてしまった』11話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「悪役に正体がバレてしまった」10話はこちら

セレナが魔物を倒した場に居合わせたイグネスは、他の者の目からセレナ達を逃してくれました。

側近のルワンにもこのことを内密にするよう伝えます。

 

その後イグネスは医者をつれてセレナの家に行くと、無償で診察を受けさせました。

『悪役』であるはずの彼が見せる厚意はどういう意図があるのでしょうか…？

 

またセレナは物語の結末を変えようともがいてきましたが、何も変えられていないと感じます。

追い詰められるセレナの運命は…!?

悪役に正体がバレてしまった11話のあらすじ込みネタバレ

任されたイグネス

「あとは任せて早く行け！」

イグネスはセレナの秘密を知りましたが、その場は逃がす判断をしました。

 

そんな言葉が来ると思っていなかったセレナにとっては、鳩が豆鉄砲を食ったような気分です。

しかしこれ以上多くの人にこんな場面を見られるわけにいきません。

 

セレナはイグネスの言葉を信じ任せることにしました。

素早く父サイモンを抱え走り去ります。

 

暫くすると残されたイグネスの元にルワンが走って来ました。

 

「私を一人にするなんて酷いじゃないですか！魔物に殺されたらどうするんですか!?」

イグネスを心配して走って来たと思いきや自分の心配をしています。

 

「お前はしぶとい奴だから大丈夫だろう」

「扱いがひどい！」

 

いつものおふざけなやり取りをする二人。

 

するとルワンの目に飛び込んできたのは、イグネスのすぐ後ろに横たわる魔物の姿…。

争った形跡も薄く、ほぼ一撃で倒されているその姿にルワンは驚きました。

 

「これは…！殿下が一人でやったのですか!?いつの間にそんなに強く…!?」

ルワンは嬉しそうに「これは陛下にもお伝えしなければ！」と言いましたが即座に止められます。

 

こんな功績を報告しないなんて訳が分かりません。

食い下がろうとしましたが「黙っていろ」と釘を刺されてしまいます。

 

この件は見なかったことにし、戻ったら医者を呼ぶこと。

 

それがイグネスの命令でした。

医者をだなんて…どこか怪我でもしたのでしょうか？

強さの確信

イグネスはここで起きたことを思い返していました。

（セレスティンの強さは僕が思った通りだった）

 

三人がかりでようやく倒せるあの魔物をたった一人で倒したセレナ。

剣の扱いや身のこなしも素晴らしく、訓練だけでここまでの技術は会得出来ません。

 

イグネスはその光景が目に焼き付いていて、自分よりも強いでは…？と考えます。

いや、現役時代のサイモンを上回る強さを持っている。

 

そう確信したイグネスは次の行動に移ります。

この男要注意

家に帰ったセレナは気まずい雰囲気に耐えていました。

 

何故ならイグネスが医者を連れて我が家にいるからです。

 

そのうち対峙しなければならないと思っていたが、まさか皇室の医者を連れてわざわざ家にまで来るとは…！

 

他の兵士は外で待機しているのか…？

気を許したときに脅すつもりなのか…？

 

セレナは悶々と考えて逃げ出したくなりました。

しかしすぐ横ではお医者様が父の診察してくれています。

 

幸いケガも大したことなく今はぐっすり眠っているようです。

 

「しっかり休ませてあげれば大丈夫でしょう」

お医者様の言葉にセレナはほっと胸をなでおろしました。

 

代金について話そうとすると後ろにいるイグネスが「支払いはいらない」と言ってきました。

『何故!?』とビックリ顔のセレナ。

 

「こちらで済ませておくから気にする必要はないよ」

煌びやかな微笑みで言われてもセレナは受け入れる気になれません。

 

「支払いがいらないと言うならせめて給料から引いておいてください」

 

なんとか支払おうと提案をしましたが、イグネスには『国の資金を個人が使うなんて出来ません！』と言っているように聞こえてしまいます。

 

そんな風に受け取ったイグネスは感激…！

こんな大変な時にも懸命に真っ当に生きようとしている誠実さに胸を打たれているようでした。

 

イグネスは少し涙を浮かべながら微笑み返します。

そんなつもりは一切ないしどうしたら今の流れでそんな顔になるのかと、セレナは目が点状態です。

 

固まっているセレナをよそにイグネスは医者に戻るよう促します。

「後日薬を届けますので飲ませてください」と言い去っていくお医者様に頭を下げお礼をするセレナ。

 

（お父様の無事も確認出来て薬ももらえる。あとは看護人が見つかれば安心だ…！）

 

そう考えほっとするも、まだ残っているイグネスには不安しか感じません。

一応お医者様を呼んでもらったお礼を言うセレナに、イグネスは微笑み返します。

 

（バレバレの演技しやがって）

口では感謝を述べているが腹の内では全力で疑っていました。

 

この後部下になれと言われるのはわかっている…。

それを善人のように振る舞う姿に苛立ちます。

 

けれど同時に自分へのもどかしさも感じていました。

 

セレスティンに物語のような生き方をしないよう教育してきたが、実際自分がセレスティンとして物語通りに進めてしまっているのではないか…？

 

このままイグネスの言いなりになって殺される未来を危惧します。

しかし今は何も手立てがありません。

 

本当にこのまま物語通りに進んでしまうのでしょうか…？

悪役に正体がバレてしまった11話の感想