皇帝の一人娘 ネタバレ114話【ピッコマ漫画】皇女であるアリアドネが大切な存在という勉強

ペルデルの真面目な授業

アリアドネの不安とは裏腹に、ペルデルは至って真面目に授業をしてくれました。

基本的なこととして、皇女の地位を説明してくれます。

カイテルを除けば誰よりも上というだけでなく、万が一貴族が故意にアリアドネにケガをさせたら即処刑という厳しさに、アリアドネは驚きました。

優しい態度だけではいけないということをアリアドネは理解します。

皇帝の一人娘114話のあらすじ込みネタバレ

侍女たちへの接し方

皇女だから何でも手に入るという言葉に驚き、アリアドネはペルデルの言葉を繰り返しました。

ペルデルは、アリアドネが侍女の粗相に目をつぶっていることを指摘します。

なんで知っているのかと思いながら、アリアドネは苦笑しました。

若い侍女たちに配慮しているのだろうとペルデルは伝え、良い行いだとアリアドネを褒めます。

しかし一方で、そのような優しさは威厳のない主と思わせてしまうこともあるとペルデルは指摘しました。

何か注意されそうだと思ったので、やっぱりと思いながらアリアドネはペルデルの言葉を待ちます。

皇宮で働くということは貴族だけでなく、全国民の憧れだそうです。

特に皇女の侍女は他の召使いとは異なり、由緒正しい貴族の娘から選ばれるため、誰でもなれるようなものではないということだとペルデルは説明しました。

だからこそアリアドネにはそれだけ厳格な姿勢で彼女たちに接してもらう必要があるのだそうです。

アリアドネは半信半疑でペルデルの話を聞いていました。

それじゃイリンも貴族だったの？とアリアドネは今更衝撃を受けます。

ペルデルは頷き、南部の由緒正しいルテロストン家の次女だと答えました。

あのイリンが由緒正しい貴族の次女だったとはとても信じられず、アリアドネは呆然とします。

確かにいわれてみれば、育ちが良さそうな雰囲気は感じられました。

それならセルイラも、伯爵夫人なのに自分の世話係なんかをしているということではなく、そのくらいの地位だということなのかとアリアドネは考えます。

皇族は種族が違う？

乳母を雇うのは貴族の一種の文化だとペルデルは話しました。

しかし皇族の乳母は、皇室で選びぬいた女性にしか任せられないのだそうです。

つまり一種の権力と伝統の表れで、誰でもできるわけではないがその代わり待遇がよく、死ぬまで皇室が面倒を見るのだとペルデルは説明します。

皇室の乳母はいい仕事だったんだとアリアドネは初めて知り驚きました。

皇女様はそのような人たちをかばってばかりいるのだとペルデルは指摘します。

さらに、皇女は皇帝に次ぐ存在のため、皇女様と私たちは種族が異なるのだと真顔で続けました。

種族という言葉にアリアドネは少しムッとします。

人間は人間なのにと思ったのですが、ペルデルは身分とも表現すると伝えました。

前世の平等な世界が恋しくなってきたとアリアドネはぼんやり考えます。

アリアドネは何をしようと、それが国を脅かす行為でない限りは裁かれません。

存在自体にそれほどの価値があるからだとペルデルは話します。

しかし、もしも貴族がアリアドネにケガをさせた場合、それが故意であれば何があっても○刑、故意でない場合も裁きを受けるのだそうです。

あまりに厳しすぎるとアリアドネは思いましたが、そこまで言われると数少ない貴族も自分の下なのだということがなんとなく分かりました。

複雑ですが、徐々に実感が湧いてきます。

陛下以外の人間はみな皇女様の下なのだとペルデルは伝えました。

厳重に護衛を置いている理由はアリアドネにたくさんの命がかかっているからです。

皇女様に何かあれば、国をあげて戦うことになるのだからとペルデルは話しました。

ペルデルが長々と説明してくれた理由がやっと分かった気がして、アリアドネは黙り込みます。

皇女様がどれほど大切な存在なのか分かってもらえただろうかと、ペルデルはアリアドネに笑いかけました。