悪役に正体がバレてしまった ネタバレ15話【ピッコマ漫画】命を狙われるイグネスにセレナはどう答えるのか…!?

皇宮直属の護衛騎士に任命されたセレナは断るためイグネスの元に向かいます。

しかし通された執務室で見たのは新しい制服…！

かっこいいその制服に心動かされるセレナ。

イグネスは自身に起きている危機を見せつけ、如何にセレナが必要かを訴えてきます。

笑っているのに儚げな姿に、小説の彼との違いをますます感じるのでした。

悪役に正体がバレてしまった15話のあらすじ込みネタバレ

新しい制服かっこいいな

セレナが皇宮直属の護衛騎士に任命された日の夕方、イグネスの執務室に呼び出されました。

通された部屋に入ると一番に目に入って行きたのはトルソーに着せられた真新しい制服。

サイズ感からセレナのために用意されたもののようでした。

しかしいつの間セレナの服のサイズを調べたのか…？

にこにこ笑っているイグネスがどこまで自分を把握しているのか見当もつかず怖くなりました。

制服が置かれている横の席に通されイグネスと対面で座ります。

早く断ってここから逃げたい…。

ちゃんと断らなくちゃ…そう思いつつ、セレナは制服が気になる様子。

横目で見る制服はシックな色合いで、マントに施された刺繍や銀のバッジもキラキラして見えます。

（制服はかっこいいな…）

思わず見入ってしまうセレナ。

「気に入ってもらえたようだね」

イグネスの言葉にハッとして自分がどれだけ見ていたか気づきます。

恥ずかしさを誤魔化すように、サイズはどう調べたのかを尋ねました。

今飾られている制服はサンプルで、きちんと採寸したのちに調整するそうです。

すぐにでもサイズ調整できるように、奥に係りの者が待機していました。

ここでサイズを測ると言われ、セレナは男装するために胸を潰していることを思い出します。

採寸なんてしたら女であることがバレてしまう…!?

ちゃんとここで断らなければなりません！

イグネスに迫る危機

「断るつもりで来たんだろう？」

セレナが言う前にイグネスの方から指摘されました。

これまで断り続けていたので流石にイグネスもわかっていたようです。

「それでも…僕には君が必要だ」

いつになく真剣な顔で言うイグネスは、夕日に照らされ窓から入る風で髪がなびき、とても綺麗に見えました。

（かっこいいな…）

セレナも思わず見とれてしまいます。

イグネスは何かを証明するために席から離れると、銀のスプーンを持って戻ってきました。

一体何をするのか…？セレナは静かに成り行きを眺めます。

イグネスはそのスプーンを自身の飲み物の中に浸しました。

すると綺麗だった銀色が黒く変色していきます…！

この反応は明らかに毒…！

その様子にセレナは驚きました。

「見ての通り僕は常に命を狙われている。だから君のような優秀な人が必要なんだ」

黒ずんだスプーンを見つめるイグネスの目は何だか悲しげです…。

「一体誰がこんなことを…!?」

「護衛になってくれたら犯人を教えてあげるよ」

「じゃあ知らなくていいです」

断固として意思を曲げないセレナに、思わずイグネスは笑い出します。

そんなイグネスを見てセレナは自分の知っているイグネスとの違いに違和感を感じました。

小説のイグネスはとても強くて冷酷な男…典型的な悪役の設定。

そのためイレアとレティオの恋を応援する読者も多かったのです。

しかし目の前のイグネスは無邪気に笑う、普通の人のように見えます。

ひとしきり笑ったイグネスはいつもの微笑みを浮かべ「僕は長生きしたいんだ」と言います。

笑っているのに悲し気見える彼は、本当に小説のイグネスなのでしょうか…？