弟は今留守番中です ネタバレ1話～4話【ピッコマ漫画】主人公は受けの姉カイラに憑依

主人公はBL漫画の登場人物であるカイラ・ベスタに憑依してしまいます。

カイラは受けのフランツ・ベスタの姉で、原作漫画では死んでしまうキャラクターでした。

原作通りの展開を回避しようとする主人公は、果たして未来を変えることが出来るのでしょうか？

弟は今留守番中です 1話～4話のあらすじ込みネタバレ

学園を抜け出してきたフランツ

物語はカイラの弟のフランツが実家であるベスタ家に突然戻ってきたところから始まります。

本来であればフランツはまだクラティエ学園の寮にいるはずでした。

帰省の理由を問う両親に、フランツはただのホームシックだと誤魔化しますが、学園には戻りたくない様子です。

父に学園に連絡を入れられそうになって慌てるフランツの肌に、カイラはとんでもないものを見つけてしまいます。

カイラが使用人に命じて服を脱がすと、フランツの身体はあざだらけでした。

フランツは学園で酷いイジメに合っていたのです。

父は、なぜシュエートを使わなかったのかとフランツを咎めます。

このままフランツが学園に戻されてしまえば、原作通りのルートへ物語が進みます。

原作でベスタ家は破滅し、自分も死んでしまう事を知っているカイラは、自分が何とかしなければと考えます。

皇立騎士団ガーディアンの３代騎士団長はすべて女性でベスタ家出身者でした。

カイラはフランツは学者の道に進ませ、自分が騎士になってベスタ家を継ぐと父を説得します。

フランツも学者になりたいという意志があり、カイラが騎士を目指す事が決まったのでした。

シュエートとシツロー

ベスタ家には２つの家宝があります。

ひとつは精霊の剣・シュエート。

もうひとつは盾・シツロー。

シュエートは騎士となったベスタ家党首が代々受け継ぐものです。

現在はカイラがシツローを、フランツがシュエートを継承していました。

カイラはシュエートを自分が受け継ぐ事で、シツローをフランツに渡し、フランツの身を守る事を考えたのです。

カイラは血の契約により精霊王に忠誠を誓う契約書を読み、シュエートを継承します。

カイラの手の甲には剣の印が刻まれ、シュエートを自在に呼び出せるように。

同じくフランツもシツローを継承し、内側の手首に盾の印が刻まれ、自由に呼び出せるようになりました。

リタウスからの手紙

カイラの学園への入学が決まり、フランツがカイラの部屋に制服を持ってきました。

フランツが制服の制服の入っていた小包みの他に手紙についてカイラが訊ねます。

手紙はフランツが退学すると知ったリタウスがベスタ邸に遊びに来たがっている事を知らせるものでした。

カイラの婚約者であり、フランツのルームメートでもあるリタウス・アイザール。

リタウスは原作BL漫画でフランツに下心を抱く男達の１人なので、フランツを守るためには遠ざけなければいけません。

カイラはリタウスの来訪を断ります。

憑依前の世界での主人公

カイラに憑依する前の世界でも主人公には弟がいました。

両親が早くに亡くなり、主人公が苦労して弟を育てていたのです。

いつも怯えた様子で何か言いたそうにしている弟に、主人公はイライラしていました。

渡したばかりのお金はすぐに使ってしまい、買ってあげた服を着ないで家でもいつも制服。

自分がどれだけ苦労しても弟がしっかりしないので“親がいない奴は”と言われてしまうとつい小言が出てしまいます。

姉は、あと半年で卒業できる高校を辞めて高校卒業検定を受けたいと言う弟を叱りつけ、弟はうつむいて涙を流します。

憑依前の世界では弟のイジメ被害に気付けなかったカイラは、今度こそ弟を守りたいのです。

リタウスの又従兄弟は危険人物

リタウスを問題視しているのは、フランツへの下心だけではありません。

リタウスの又従兄弟であるアステアはイカれた鬼畜攻めの危険人物なのです。

アステアはリタウスに執着していて、リタウスに関わる全ての人に嫉妬し嫌っています。

原作ではアステアのこの嫉妬がフランツに向かってしまい、その影響でベスタ家は木っ端微塵にされてしまいます。

カイラは破滅ルート回避のためにリタウスとの婚約を解消しようと考えました。

リタウスとの婚約解消

カイラは何度も父に婚約解消を説得し、ついに婚約解消の許可を得ました。

カイラが学園へ言っている間に連絡するという父に、カイラは既にアイザール邸宅へ特急電報を送ったと話します。

一方、リタウスの所へは、黒いロリータ調のミニワンピースを纏って女装したアステアが訪れていました。

リタウスはその姿のアステアを“アステル”と呼びますが、アステア本人は２人きりのときはアステアと呼ぶように話します。

アステアはカイラからリタウス宛に特急電報が届いている事を伝えます。

アステアから電報をむしり取って読み始めたリタウスは、読み進めるに連れて冷や汗が浮かび、青ざめました。

カイラからの突然で一方的な破婚の知らせにショックを受けたようです。

シツローの訓練をするフランツ

舞台はまたベスタ邸に移り、フランツは父の部下の騎士達を相手にシツローを使いこなすための訓練をしていました。

フランツのシツローは以前より広範囲を守れるようになり、訓練を見守る使用人達も驚いています。

騎士を相手にした全方位防衛訓練でフランツは完璧にやりとげるフランツを見て、父も誇らしそうです。

フランツにシツローがあれば、さすがのアステアでも手を出せなくなります。

執事のアルトは、フランツは100年ぶりのシツローマスターになるかもしれないと話し、カイラにもシュエートの訓練状況を訊ねました。

カイラは息を呑んで考え込み、自分の力量では優秀なアルト家一族に主と認めて貰えないのではと悩んでしまいます。

私はマスターの素質はないのかもしれないと悲観的になるカイラに、アルトはそういうつもりで言ったのではないと慌てるのでした。