皇帝の一人娘 ネタバレ10話【ピッコマ漫画】アリアドネの命を握るのは皇帝カイテルだけじゃない？アリアドネに迫る危機！

漫画『皇帝の一人娘』10話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「皇帝の一人娘」9話はこちら

皇帝カイテルに遊ばれながらも、穏やかな日々を送るアリアドネ。

しかし、連れてこられたバルコニーから庭園を望むカイテルの様子に、アリアドネは今まで見たことがない異常さを感じます。

 

「煕事園（きじえん）」という名の庭園に何があるのでしょうか？

皇帝の一人娘10話のあらすじ込みネタバレ

「血の皇帝」と呼ばれるカイテルですが、為政者としての評判は良いようです。

アグリジェント帝国の政治を担っているのは、主に宰相ペルデルですが、指針を決めているのはすべてカイテルです。

 

前皇帝が残虐非道でかつ圧政だったため、カイテルが実の父親を弑して帝位を簒奪したにもかかわらず、カイテルの支持者は多かったとのこと。

職務に対して勤勉なのですが、戦争好きで即位して5年で周りの10か国を属国にしてしまいました。

 

しかし、庇護下にある者に非道な行いをするわけでもなく、よっぽどの理由でなければ人は殺しません。

敗戦国に対して無茶な要求はしないため、帝国民には人気が高い皇帝でした。

 

つまりカイテルは、理知的な異常者というわけです。

バルコニーから眺める煕事園

今日も今日とて、カイテルはアリアドネをおもちゃにしています。

 

突然「笑え」と命じられ、アリアドネは反発を覚えながらも、一生懸命笑います。

すると、カイテルも嬉しそうに笑いました。

 

アリアドネがムカムカしながら積み木で遊んでいると、カイテルは楽しそうに取り上げます。

「いい年の親が赤ん坊のおもちゃを奪わないでよ！恥知らず！！」と持っていた積み木を振り上げて怒ると、「俺に渡しているのか？」とニヤニヤ笑いながらその積み木まで取り上げてしまいます。

 

アリアドネは腹が立ってふて寝してやると、「しょうがないやつだな」とカイテルはアリアドネを抱き上げ、バルコニーに連れ出しました。

初めて出たバルコニーに、アリアドネは興奮して周囲を見渡します。

 

そこからは、綺麗な庭園「煕事園」が見下ろせました。

純白の「冬の木」も見えます。

 

あまりの美しさに見とれるアリアドネ。

「パパってもしかして良い人かも！？」とカイテルを見上げると、ひどく怖い顔で庭園をにらみつけていました。

 

こんなにも綺麗な景色なのに、カイテルには忌々しいものに映るのでしょうか？

「この風景を見るだけで、ヘドが出る」そう言うと、殺気のこもった視線を投げます。

 

人格が違って見え、アリアドネはカイテルを多重人格なのかと疑います。

 

アリアドネがそんなふうに考えていることも知らず、カイテルはアリアドネの耳元でささやきました。

「お前の命運をかけた戦いの場だ。お気に召したか？」そう笑うカイテルですが、アリアドネは意味が全く分かりません。

 

そこへ、部下が面談の連絡を伝えにきました。

カイテルはアリアドネをベビーベッドに置くと、「すぐ戻る」と言って、隣の謁見室に移って行きました。

アリアドネの危機

アリアドネが声を上げると、バブバブと赤ちゃん言葉が口から出ます。

 

周囲の人間が何を話しているかは大体分かるのですが、言葉は全く話せません。

「セルイラが言っていたように、いっぱい話す訓練をすれば、すぐに言葉をしゃべれるようになれるかな？話せたら、パパに文句をいっぱい言えるのに・・・」そう心の中でつぶやいていると、扉を開ける音が聞こえました。

 

侍女が掃除に来たのかと思い、気にせず今度は自分の足をなめるチャレンジを始めます。

「確か赤ん坊って、自分の足先をしゃぶれたわよね。体が柔らかい赤ちゃんでなければなしえない偉業！私にもできるかな？」と自分の足をグッと引いて顔に近づけます。

 

すると、無理なく指先をしゃぶることができ、「やったー！私凄くない！？」と大喜びしていると・・・。

急に周囲が暗くなりました。

 

掃除に来た侍女かしらと見上げると、そこには刃物を握りしめた刺客が薄ら笑いを浮かべながら、立っていたのです！

皇帝の一人娘10話の感想

意外に人気の高い、有能な皇帝なんですね！

これだけできる人間なのに、自分への評価が異常に低いのは、親殺しも関係しているのでしょうか？

 

理不尽な殺略はしないのに、自分の子どもを理由なくすべて殺すのは、自分を認められない“自分殺し”という面があるのかもしれません。

カイテルの過去や内面が気になります。

 

無条件に愛情を注げて、そして返してくれる相手、娘のアリアドネとの関係が、カイテルにとって心の救いになるのかもしれません。

 

アリアドネに刺客が差し向けられました。

普通に考えれば、命を狙われる可能性が高い人間ですよね。

 

以前アリアドネを泣かせた罪で死刑にされた王女ペイリンの王国からも恨まれているでしょうし、今回が問題なく終わっても、アリアドネの命が狙われる可能性はこれからも続きそうです。

 

皇帝カイテルの秘められた過去とアリアドネとの関係。

二人の親子にはこれからどんな道が待っているのでしょうか？