お兄ちゃんたちに気をつけて！ ネタバレ29話【ピッコマ漫画】キャベルが帰ってきた!すれ違う3兄弟を心配するハリ

漫画『お兄ちゃんたちに気をつけて！』29話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

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公爵夫妻が亡くなり、子供たちの生活が一変します。

そしてハリはレノルド夫人に作法を習うことになりますが、ハリを目の敵にしている夫人は体罰を与え…。

 

若くして当主となったユージンに迷惑はかけられないと、ハリは我慢します。

兄弟揃ったけどなんだか変…

今回キャベルがエルンスト家に戻ってきますが、今までのようにはいきません。

まだ両親を失った心の傷はみんな癒えていないのだから当然です。

 

でも、それだけじゃないような…。

 

ハリは親戚たちから疎まれているし、レノルド夫人から体罰まで受けているからげんなりでしょう。

それでもここを去らないのはなぜ?

 

ハリ自身もよくわからないけれど、3人の兄たちを心配してそっと寄り添います。

ハリらしく!

お兄ちゃんたちに気をつけて！29話のあらすじ込みネタバレ

レノルド夫人の体罰は繰り返されました。

ムチで叩かれた脚が痛くてさすがのハリもへこたれます。

 

自室に戻り椅子に座り込んだハリは、夫妻が買ってくれた通信具に手を伸ばしました。

ヨハンの優しい言葉に…

通信具を使ってヨハンに連絡したハリ。

ルイーゼの声も聞こえてきて、久しぶりに会話を楽しみます。

 

ヨハンが家庭教師なんてまだ早いのではないかと言いました。

ハリもそう思いますが、エーリッヒはレノルド夫人と楽しく過ごしているみたいなのでそれはそれでいいかな、とも考えます。

 

世の中って不公平なものだしね、そう思うハリ。

せっかくだから作法の勉強を頑張っていると話すと、ヨハンはそんなに頑張らなくて大丈夫だと言ってくれました。

 

大変なら手を抜いたっていいと言われて、ハリは胸が温かくなるのでした。

エーリッヒを見守るハリ

レノルド夫人は通いできているので、いつもいるわけではありません。

だから、毎晩エーリッヒが部屋で泣いているのを知っているのはハリしかいないのです。

 

その日もハリはエーリッヒの部屋の外で様子をうかがっていました。

なんで私が…と思わなくもないハリ。

 

その夜も、泣き声が落ち着いてくるとエーリッヒが部屋から出て徘徊を始めました。

手にはハリがあげたうさぎのぬいぐるみを持っています。

 

エーリッヒは以前夢遊病のせいで、ベッドの柱に腕をくくりつけて寝ていました。

病気のことを恥ずかしがって自らそうしたのです。

 

ハリは静かにエーリッヒの後をついて見守りました。

 

なんで私が兄たちの心配をしないとならないのかと疑問にも思います。

時を巻き戻った理由はなんだろうとも…。

 

こんな心配事は、ここから逃げ出せば解消されるとハリは思っています。

中身は大人だから生きていけると思うし、何度も逃げ出したいと思ったのも事実。

 

でも、ハリは逃げ出さずに毎晩エーリッヒを見守っています。

エーリッヒが自分の部屋に戻ったのを確認して、ハリも戻りました。

キャベルの帰宅

キャベルが治療を終えて帰ってきました。

 

でも、様子が変です。

いつもの元気が全然ありません。

 

キョロキョロあたりをうかがうキャベルにレノルド夫人がユージンはいないと声をかけます。

あの子も酷いと言ってから、キャベルを放置したわけじゃないと思うから気落ちするなと慰めの言葉をかけました。

 

その言い方に腹を立てたハリは、ユージンが一番心配していたと口をはさみます。

今日もすごく忙しいはずなのに、絶対早く戻ると言っていたのを一緒に聞いていたじゃないですかと言いますが、ハリの言葉を無視するレノルド夫人。

 

キャベルにもう休むよう声をかけると、エーリッヒを連れて行こうとしました。

エーリッヒはキャベルともう少し一緒にいたいと頼みますが、休ませてあげないとダメだとレノルド夫人が諭します。

 

ハリはなんだか違和感を感じまが、それよりも今はキャベルに言いたいことがありました。

 

おかえり、待っていたと声をかけるハリ。

キャベルは顔を歪めて自分の部屋に行ってしまいました。

キャベルに寄り添うハリ

帰宅したユージンがキャベルに声をかけました。

するとキャベルは顔を見るなり背を向けて走り去ってしまいます。

 

ヒューバートが呼んでくると言いますが、休ませてやってくれと言ってユージンは断りました。

その様子を見て、ハリはこじれてるな…と思うのでした。

 

キャベルの部屋に行ったハリ。

出てけ!と怒鳴る声の方を見ると、キャベルはカーデンに隠れています。

 

ハリは近くのソファに腰を下ろし、誰にも言わないから好きなだけ泣きなさいと声をかけました。

 

泣いてない!と怒鳴るキャベル。

本当に泣いてないと言う声は涙声です。

 

泣くことは恥ずかしいことじゃない、泣きたいときに泣けないのが一番バカだとハリは語りかけました。

兄さんはバカじゃないでしょう?と訊くと、すすり泣きながらキャベルはそれでも泣いてないと答えるのでした。

お兄ちゃんたちに気をつけて！29話の感想

 

キャベルが戻ってきた家族が揃いましたが、邸宅の中は重い空気が流れたままです。

ハリは、ユージン、キャベル、エーリッヒ、それぞれをハリなりのやり方で気遣うのでした。