悪役に正体がバレてしまった ネタバレ21話【ピッコマ漫画】加速するイグネスの独占欲と幼い頃の記憶

漫画『悪役に正体がバレてしまった』21話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「悪役に正体がバレてしまった」20話はこちら

 

セレナの到着を待っていたイグネスは幼い頃の記憶を思い出していました。

父親から相手にされず、母親の噂で好奇の目に晒されていたあの頃…。

 

それは母親の血筋に関係がありました。

 

イグネスの護衛に就くにあたり、レティオとの仲を裂かれそうになるセレナ。

今後の計画のためにも断固拒否しますが、イグネスの独占欲に火をつけることに…!?

 

そんな中ルワンが魔界の扉が開かれたと報告に来ます。

イグネスが頼んだ魔界の扉…その目的とは…!?

悪役に正体がバレてしまった21話のあらすじ込みネタバレ

昔の記憶

 

それはイグネスの幼い頃の記憶…。

周囲から聞こえてくるヒソヒソ話。

 

「あいつの母親は半人半獣らしいぜ」

「じゃああいつも獣の血が混じってるのか…!?」

 

イグネスに向けられる好奇の目は母親の噂によるものでした。

それらの事に耐えながら、皇帝である父の期待に応えようと沢山の事を頑張って来ました。

 

けれどどんなに頑張っても皇帝の反応は思わしくありません。

見向きもされない寂しさや悔しさ。

 

自分に興味がないのだろうか…？

イグネスの心は次第に闇に飲み込まれていくのでした…。

 

イグネスの独占欲

 

昔の記憶を思い返していたイグネスは、セレナの到着により顔を上げます。

「遅いぞ」

 

来る途中でレティオやいじめっ子三人組に捕まっていたので少々遅れてしまったようです。

ここへ来るのが億劫だったのも理由のひとつですが…。

 

遅刻した理由については大して追及されませんでした。

その代わりレティオとの仲を訊かれます。

 

昨日セレナを巡ってバチバチに睨み合った相手なので気になるのでしょうか…？

彼はここで出来た初めての友達だと説明します。

 

するとイグネスは少し考えたのちこう言いました。

「僕の護衛につく以上、他の訓練兵との接触は禁止する」

 

情報漏洩を理由としていますが、レティオとの仲を裂きたいようでした。

そうなればレティオと仲良くなって結末回避の計画が不可能になってしまいます…！

 

「お断りします」

セレナはキッパリと断りました。

 

あまりにはっきりと断るのでイグネスもビックリです。

 

「そんなに彼が大事なのか？」

「これから大事にしていきたい相手です」

 

イグネスは席から立ちあがり、扉の前にいるセレナの元へ歩み寄りました。

セレナより背が高く、見下ろされる視線は威圧的です。

 

「僕の命令が聞けないのか？」

「情報漏洩には細心の注意を払いますが、プライベートまで口出ししないでいただきたい」

 

意志の強いその表情にイグネスは不思議と惹かれます。

美しい顔立ちに小柄な体…それに似つかわしくない伝説の父をも超える剣術の腕前。

 

イグネス自身も不思議に思うくらいにセレナに興味が湧くのです。

 

セレナの顎をクイッと持ち上げ、目線を自分に向けさせます。

 

「君は僕の言う通りにしていれば良いんだよ」

イグネスの欲望が手に取るように伝わってきます。

 

小説の彼が独占欲の強いキャラクターだと知っていましたが、それは想像以上でした。

しかしその独占欲が何故自分にここまで向けられるのかが分かりません。

 

昨日イレアの件から更に強くなっている気がします…。

 

最初の任務

 

セレナが追い詰められていると、また勢いよく扉が開かれました。

飛び込んできたのはルワンです。

 

緊急の用事で慌てて入ってきたものの、目の前の光景を目の当たりにし硬直してしまいます。

また変な所を見られたと落ち込むセレナと対象に、イグネスは全く動じていません。

 

変なタイミングで入ってきてしまったルワンは気にしないように「失礼」と一言言うと報告を続けました。

 

「魔界の扉が開かれました。間もなくこちらへ魔物が向かって来るでしょう」

 

お願いしていた魔界の扉が開かれたと聞き、イグネスはフッと笑みを浮かべます。

何を企んでいるのか分かりませんが、何だか嫌な感じがします。

 

「最初の任務だ。僕の護衛は任せたよ」

セレナの意見など聞く耳持たず、魔物討伐へ連れ出すようです…。

悪役に正体がバレてしまった21話の感想