悪役に正体がバレてしまった ネタバレ32話【ピッコマ漫画】セレスティンの態度がイグネスのトラウマを呼び起こす!?レティオの問いの真意とは…!?

漫画『悪役に正体がバレてしまった』32話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「悪役に正体がバレてしまった」31話はこちら

怯えた様子のセレスティンにイグネスは頭を抱えていました。

たった2時間離れていただけで変わってしまった態度にあらゆる可能性を考えます。

 

そして彼が離れて行ってしまうのではないかと危惧するのです。

そんな心配をするのには幼少期のトラウマが関係していました。

 

セレナに『殿下が皇帝にならなかったら『セレスティン』はどうなるのか？』と問うレティオ。

その問いに隠された意味を読み取った時セレナはなんと答えるのか…？

悪役に正体がバレてしまった32話のあらすじ込みネタバレ

仕事どころじゃない

セレナを見送った後、イグネスは残っている仕事に戻りました。

その近くではルワンも手伝っていましたが、徹夜明けでもう限界のようで机に突っ伏しています。

 

先程から反応の薄いイグネスに違和感を感じルワンが声をかけました。

具合でも悪いのか顔色がよくありません。

 

「お前が仕事しないからだ」

「なんですって？」

 

こんなに頑張っているのに心外です。

これはいつもの冗談として、イグネスは別の事に気を取られていました。

 

先程会ったセレスティンの様子がおかしかったことです。

 

家に帰って戻ってくるたった2時間の間に何があったのか…？

皇后や皇帝、その他誰かに何か言われたのでは…？

 

セレスティンの反応に、つい昔の事を思い出してしまいます。

イグネスのトラウマ

イグネスは子供の頃から命の危機を感じていました。

 

「僕が死んだら君はどうなるんだ？」

この頃には既に一緒にいたルワンにある日そう問います。

 

「殺されるでしょうね」

 

イグネスが死に皇帝になれないとしたら別の者が次の皇帝になる。

そうなればイグネスの配下にあった者たちは淘汰されるのは当然。

 

分かり切った事を何故聞くんだ？と言いたげなルワンは、その覚悟の上でイグネスと共にいるように見えます。

イグネスも当然自身の今後によって周りの者たちへの影響を理解していました。

 

だからこそ絶対に死なせたくないと思うのです。

 

「絶対生き残って見せるから、この先も僕を支えててくれないか？」

イグネスの願いにルワンは、何を今更と言った感じにくすっと笑いました。

 

こうやってイグネスの側にいてくれる者は、実はとても珍しかったのです。

半人半獣である故に、他の者たちはイグネスを道具としてしか見ておらず、敵対視するか恐れるかのどちらかでした。

 

信用した者が自分の元から去ってしまう怖さも知っています。

だからセレスティンのあの反応が、離れてしまう前兆なのではないかと恐れていたのです。

 

彼だけは色眼鏡で見ることなく、真っ直ぐイグネス自身を見てくれた…。

無理やり護衛にしてしまったけれど、彼なら裏切らずに付いてきてくれると思っていたのに…。

 

それなのに何故…？

イグネスはセレスティンの反応を思い返しては苦悩するのでした…。

レティオの真意

「殿下、エヴァンの制服が届いたようです」

 

ルワンに声を掛けられ裁断師の到着を知ります。

イグネスの苦悩をよそに舞踏会の準備は着々と進められていました。

 

そろそろ自身も身支度をしなくてなならないけれど、気持ちは落ち込んだまま…。

 

もしまたセレスティンにあんな目で見られてしまったら…？

そう思うと舞踏会どころではありませんでした。

 

ふと窓の外に目をやると、そこにはセレナとレティオの姿。

先程とは違い仲良さげに楽しそうに会話する2人を見て、イグネスはいてもたってもいられません！

 

セレスティンを迎えに行くと言い部屋を出て行ってしまいます。

 

『イグネスが皇帝になれなかったら『セレスティン』はどうなるのか？』

 

レティオから投げかけられた問いにセレナは何を訊かれているのか分かりませんでした。

けれどその言葉の意味を考えた時、憶測だけど嫌な予感がします。

 

「護衛は守るのが仕事…任務をこなさなければ必要なくなるでしょう」

牽制の意味も込めそう言うと、レティオの表情が変わりました。

 

この状況はまずいかもしれない…。

 

「セレスティン君」

ピりついた空気を裂いたのはイグネスの声。

 

2人の間に割って入ったイグネスは何を思うのか…？

悪役に正体がバレてしまった32話の感想