復讐の皇后 ネタバレ68話【コミコ漫画】皇帝がパトリツィアに望むこととは……！？

漫画『復讐の皇后』68話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回『復讐の皇后』67話はこちら

前回悪夢に襲われ駆けだしたパトリツィア。

 

倒れた彼女の元に皇帝がやってきます。

しかしそれに対するパトリツィアの態度は、普通の恋愛漫画とはあまりに異なります。

 

それがこの漫画の良さなのでしょう。

 

そして、拒絶された皇帝が何を思うのか。

何を思ってパトリツィアへの態度を変えたのか。

 

それが今回で分かるので、ぜひ楽しみにしていて下さい！

復讐の皇后　68話のあらすじ込みネタバレ

パトリツィアの拒絶

悪夢に追われて駆けだしたパトリツィアは、靴を履く余裕もなく庭に出ます。

 

小石に足を取られ、転んでしまいます。

素足に刺さり、血が流れでてしまいました。

 

どうしようもなくなって涙がこぼれます。

嫡流の子孫なんてものは先代の時に既に絶えてしまっているのに、どうしてパトリツィアがこんなにも責められなければいけないのでしょうか？

 

彼女に悪い所なんてありません。

 

そこに驚き、心配する皇帝が現れたのです。

 

慌てて駆け寄る皇帝を、パトリツィアは押しのけ拒絶しました。

 

パトリツィアがどれだけ皇帝を憎み、軽蔑しているかを語ります。

憎悪に顔をゆがめ、許さないと言葉にすると、その場に崩れ落ち気絶してしまいました。

 

慌てた皇帝はパトリツィアを抱きかかえ、歩きだしました。

 

皇帝はパトリツィアを見つめながら、自身の過ちから起きたパトリツィアへの仕打ちを反省します。

 

もう償うことすら手遅れなのだと実感しました。

 

そばにいてほしい

手当てをし、ベットに寝かせたパトリツィアを再び見つめる皇帝は、償う方法さえないことに涙を流します。

 

パトリツィアは自分を許さないだろうし、許さなくて構わない。

それでパトリツィアの気がすむならどんなに憎んでも構わないから、身勝手だとしてもそばにいてほしいと願います。

 

それだけで皇帝にとっては得難いものなのです。

 

パトリツィアの苛立ち

目を覚ましたパトリツィアはどうして皇帝の寝室にいるのか？　と問います。

 

それに対する皇帝の的外れな返事にいら立ったパトリツィアは、皇后宮ではなく皇帝のベットに運んだ意図を詰問します。

 

渋々、皇帝が望んだ結果であると伝えました。

 

それを聞いたパトリツィアは怒り、飽きれます。

目が覚めたときから嫌な気分になるであろうことを、皇帝は気にもしていないということなのですから。

 

皇帝はそれに謝罪を口にしますが、パトリツィアは皇帝が謝罪すべき事柄は他にもあるのだから、とまともに受け取ってはくれません。

 

パトリツィアは早々に立ち去ろうとして、ベットから降りましたが、傷は治っておらずよろけてしまいました。

 

それをすかさず皇帝が支えましたが、パトリツィアは信じられず、不快な表情を浮かべます。

 

離してほしいと訴えますが、皇帝は拒否しました。

パトリツィアの足の怪我を考えると、パトリツィアがどう思うとしてもできないと。

 

心配されるなんておかしいとパトリツィアは拒絶しますが、皇帝は夫だから当たり前だと返します。

 

パトリツィアはそれを鼻で笑い、なんの心変わりかと言います。

 

すぐに合点がいったように、ローズモンドに飽きたのだと断定しました。

そして新しい女を用意しようとまで言ったのです。

 

皇帝は言葉少なに否定しました。

 

受け取ることが出来ない言葉

しかし、パトリツィアはその言葉を素直に受け取ることは出来ません。

皇帝はパトリツィアの人生と自尊心を踏みにじったのは皇帝であるので、突然態度が変わっても信じられなくても当然です。

 

押し黙る皇帝に対し、パトリツィアは憎々しげに睨みつけます。

 

良心がのこっているなら、言葉が出る訳がないとの考えです。

 

そして今なお皇帝をパトリツィアは拒絶しますが、皇帝は歩けないような怪我なのだから、侍女が来るまで動かないで欲しいと頼みます。

 

その、まさしく懇願というような態度に、さすがのパトリツィアも折れるしかないのでした。

 

復讐の皇后　68話の感想

 

パトリツィアの同情心に救われた心境や、彼女にしでかしたことの大きさを実感し、どうしようもないながら反省する姿。

 

それらを読者はこれまでの展開でよく知っています。

 

遅すぎたのかもしれませんが、それらの姿を知っていると、パトリツィアに惹かれ歩みよりたいと思う皇帝の思いも良くわかります。

 

しかし、パトリツィアが到底受け入れがたいと思い憎む気持ちにも同情してしまうのです。

 

そのどちらの気持ちもわかる分、今回の展開は非常に読んでいて辛いですね。

 

どうか、彼らが平穏に過ごせる日々を願いながら、次の話を待つしかありません。

 

少女漫画のヒーローのように、悪夢に追われるパトリツィアの元にタイミングよく、皇帝が現れます。

しかし、今までの仕打ちはそれらとは比較にならないほど重く、パトリツィア自身も皇帝を強く憎んでいます。

そのため、普通の恋愛漫画とは違い、パトリツィアはひたすら拒絶します。

 

その態度に皇帝は言葉も出ませんが、それでも彼女を気遣いました。

それは、どんな形でも構わないから、パトリツィアに離れてほしくないという、皇帝の思いからくるものでした。