私、今日から皇女ですか！？ネタバレ5話【漫画】ナナエルは二人の兄と対面する！

双子の兄

二人の兄がいると皇帝が話していましたが、二人の兄は双子でした。

顔はそっくりなのに、表情も態度もまるで違うその様子を、ナナエルはじっくり観察します。

二人はエテルを分け合ったようで、二人揃ってオッドアイです。

態度の悪いセズレイをイドンがなだめるという関係性のようでした。

私、今日から皇女ですか！？5話のあらすじ込みネタバレ

穏やかな兄と感じの悪い兄…

ナナエルの隣と向かいには一人ずつ兄が座っていました。

二人ともエテルの才能を持っているということに、ナナエルはこっそり驚きます。

オブユリア帝国でエテルを扱うことができる才能は、最初に生まれるたった一人だけに伝わり、その一人は継承者となって次の代の皇帝として教育を受けることになるのです。

その才能が多かろうが少なかろうが、継承者は一世代に一人だけでした。

それはこの千年間例外のないことです。

もちろん死ぬほどの修練を受けてエテルを扱える場合もありますが、身体能力が超人の域に達するか、天才的な才能を持っている麒麟児でなければ不可能なことでした。

それにもかかわらずこの兄弟がどちらも力を持つことになった理由…それは彼らが双子であることに起因しています。

ナナエルの隣に座るのは穏やかな笑みを浮かべた第二皇子、アイドン・シモン・オルピアス・フォン・マラハート・オブユリア。

向かいに座るのは口をへの字に曲げた第一皇子、セズレイ・デアン・オルピアス・フォン・マラハート・オブユリアです。

なるほど双生児か！とウィニルベルグはナナエルの膝の上から念話を飛ばしました。

ナナエルは同意し、でも顔だけ同じでまったく違う感じがすると念話で答えます。

アイドンはナナエルに笑いかけ、父皇から妹が帰ってきたという嬉しい話を聞いて急いで駆けつけたのだと伝えました。

ナナエルと呼んだら良いか、自分のことも気軽にイドン兄と呼んでもらえたら嬉しいと礼儀正しく接します。

イドン兄？と繰り返しながら彼の顔を見たナナエルはハッとしました。

二人の両目の色が違うのです。

イドンの右目、セズレイの左目は、ナナエルと皇帝と同じ鮮やかな色でしたが、もう片方の目はグレーでした。

エテルを分けて授かったからだろうかとナナエルは考えます。

何をそんなにガン見しているんだとセズレイがバカにしたように笑いました。

睨み返すナナエル

特別にセズ兄様と呼ばせてやると告げた尊大な態度を見たイドンは、気難しいが理解してほしい、最近ちょっと神経質なのだとナナエルに笑顔を向けます。

セズレイはすかさずその言葉に噛みつきました。

あれも普通にセズ兄で良いとイドンはナナエルに伝えましたが、俺の呼び方を勝手に決めるなとセズレイは反発します。

初対面なんだからおとなしくしてくれ、5歳も幼い妹なのだとイドンはセズレイに注意しました。

セズレイはそういえば妹かと思い出したように尊大にナナエルの名を呼んで、こっちに来いと手招きします。

その態度は何だとイドンが冷たく睨みました。

うるさいとセズレイは苛立ち、お前じゃなくてあいつを呼んだんだとイドンに怒鳴ります。

こっちに来いと繰り返す態度に、ナナエルはイラッとしてセズレイを睨みました。

膝の上ではウィニルベルグも怒り狂っています。

返事もなしかとセズレイは舌打ちし、さっさと来いと告げますが、その言葉を遮るようにナナエルは嫌だと答えました。

まだ老眼でもないだろうしそこから見れば？と冷たく答えます。

聞いたか、こいつ猫かぶってたんだ！とセズレイは立ち上がって怒鳴りました。

イドンはナナエルの背をさすりながら噴き出し、猫ならナナエルの膝の上にいると答えます。

しかしセズレイの態度は変わらずナナエルに喧嘩を売り続け…！？

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