私、今日から皇女ですか！？ネタバレ24話【漫画】フェルディナンドとナナエルの過去

漫画『私、今日から皇女ですか！？』24話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

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フェルディナンドを思い出したナナエル

フェルディナンドに対して、ナナエルはいい印象を抱いてはいませんでした。

近くで見た彼の瞳はぞっとするほど見慣れていて、どうしてすぐに思い出せなかったのかとナナエルは悔やみます。

ナナエルは彼を知っていました。

フェルディナンドは何もしていない上、ナナエルに直接危害を加えたわけではありませんでしたが、何もしないという彼の行動によって深く傷つけられた過去があったのです。

私、今日から皇女ですか！？24話のあらすじ込みネタバレ

いじめられていたナナエル

ナナエルは一時期、騎士になろうとしていました。

傭兵団にいた頃、濡れ衣を着せられて追い出されてしまったため、生きるために騎士団に入ろうとしたのです。

しかしそこには問題がありました。

 

孤児院出身の流れ者が騎士になるのは事実上不可能だったのです。

そのためナナエルは、帝国で毎年収穫の時期に開催される平民武闘会で優勝し、身分を高めようとしました。

武闘会で優勝した後、サージェント期間とスカイヤー期間さえ耐えれば、貴族に準ずる爵位をもらうことができるからです。

 

もちろんナナエルにとっては優勝など造作もないことでした。

その後、サージェント訓練を受けるために寮へ入所することになりますが、その頃から傭兵の頃よりもさらにひどいいじめが始まります。

ナナエルはいつも黒いマントとフードで全身を覆っていました。

 

言葉でのいじめには耐えられたものの、ナナエルの反応がなければないほど、迫害は強まる一方でした。

ナナエルの部屋をゴミと下水でいっぱいにしたり、ネズミの群れや虫を放ったり、訓練着を全部雑巾にされたり…。

それでもナナエルは耐えていたのです。

 

ある日、天才と呼ばれるスカーリッチェ侯爵がサージェント訓練を担当するというニュースで、騎士たちは盛り上がっていました。

ナナエルは目を付けられ、フードを剥がされてしまいます。

傷だらけのナナエルの顔を初めて見た騎士たちは、その傷よりもナナエルが女だったことに沸き立ちました。

 

騎士たちは途端に興奮し、荒い息遣いでナナエルを取り囲みます。

本当に女なのか、服を全部脱がそうとしはじめたのです。

これ以上耐えるのは無理だとナナエルは思い、剣を握りました。

救世主…ではなく…？

そこへ、これは何の騒ぎだと問いかける声が響きます。

今日の訓練を担当するスカーリッチェ侯爵…現在のフェルディナンドが現れたのです。

今日はここで自分がサージェントの教育を担当する予定だったが、どうやら場所を間違えたようだと彼は呟きました。

 

サージェントではなく暴力団が集まっていると告げたのです。

騎士たちは慌ててナナエルを隠すように立ちはだかり、同期として平民出身のサージェントに礼儀を教えていただけだと言い訳をしました。

爵位をもらったら準貴族になるかもしれないので、少々厳しくても自分たちが手助けしなければいけないのだと一人が叫びます。

 

他の男は、騎士として叙任される者が下品な言葉を使ったりしたら帝国と皇帝の名前に泥を塗ることになるからと弁解しました。

そんな言い訳が通ると思っているのかとナナエルは内心呆れます。

5歳の子どもでも分かるような疎かな口実を、教官である彼に分からないはずがありません。

 

しかもスカーリッチェ侯爵ならなかなか身分の高い貴族です。

サージェント間で起こった一方的な暴力事件を見過ごすことはないだろうとナナエルは思いました。

しばらくは安心して過ごせるかもしれないと思ったナナエルの耳に、残酷な言葉が飛び込みます。

 

一時間やるとスカーリッチェ侯爵は告げました。

一時間後にまた来るから状況を整理し、訓練を受ける準備を終えろと命じて踵を返したのです。

こんなにも明確な状況なのにこのまま行ってしまうのかとナナエルは愕然とします。

 

男たちはまるで許可をもらったかのように調子に乗り、続きを始めようとしました。

自分が多くのことを望んだのか、どうしてこの状況を傍観できるのか、ナナエルには分かりませんでした。

こんな扱いを受けてまで騎士の道に進みたくはないと考えたナナエルは剣を抜いて…！？

続きはピッコマで！

私、今日から皇女ですか！？24話の感想