私、今日から皇女ですか！？ネタバレ14話【漫画】バイオラの余裕の表情を崩す！

二人の覚悟

誰かを騙そうと考えるのなら、自分も同じ目に遭う覚悟は当然したのでしょう。

少なくともナナエルはそう考えます。

だからバイオラとレジナーにその覚悟があろうとなかろうと、どうでもいいことでした。

ナナエルは一芝居打つことにします。

私、今日から皇女ですか！？14話のあらすじ込みネタバレ

ナナエルの合図とは…？

ナナエルの部屋の扉が開き、皇帝とイドンが入ってきました。

ベッドに座るナナエルに大丈夫かと皇帝が尋ね、今は少し良くなったとナナエルは答えました。

皇帝は心配と安心が綯い交ぜになったような表情でナナエルの頭を撫で、熱もないようでよかったと呟きます。

帰りに大きな事故にでも遭ったかと思っていたようで、イドンもほっとしたようです。

ナナエルの良心は痛みまくっていました。

二人ともこんなに心配するとは思わなかったので、別の方法で呼べばよかったと後悔します。

そのナナエルを、ウィニルベルグがニヤニヤしながら見ていました。

ちょっと頭が痛かっただけで…とナナエルは冷や汗を流しながら説明します。

忙しい中時間をとってしまったことをナナエルは皇帝に謝罪しました。

気にするなと皇帝は話し、イドンもちょうど仕事を切り上げるところだったからと答えます。

皇族は過ちを犯さないのだから謝罪など不要だと皇帝は真顔でナナエルに教えました。

謝るべきはきちんとお前を見守れずに、頭痛がするまで気付かなかった侍女と主治医にあると皇帝は告げたのです。

レジナーはギクッとして身体を強張らせました。

セズレイがいたらうるさかっただろうからちょうどよかったとイドンは微笑みます。

セズレイは大切な人の具合が悪いという状況に耐えられない性格だそうです。

そんな繊細には見えないとナナエルは思わず呟きましたが、詳しいことは後で話すとイドンは笑いました。

部屋にはたくさんの使用人が控えていますが、その中でもバイオラは精一杯取り繕っています。

表情にも余裕がありました。

ナナエルの演技！

いつまでその態度を保てるのか見てやろうと考えてナナエルは口を開きます。

最近礼法の授業をとても頑張って受けているのだとナナエルは皇帝に笑いかけました。

なかなか上手くできなくて、本当は早く上手になってお父さんに褒められたいのだとナナエルはしょげてみせます。

頑張っているだけで十分褒めてやると皇帝は微笑んでナナエルを励ましました。

それじゃ来られたついでに自分の歩き方を見てもらえないかとナナエルは皇帝に笑いかけます。

その言葉にバイオラとレジナーは固まりました。

不思議とイドン兄の前では一度も本を落としたことがないのに一人だとできなくて、お父さんの前では上手くできるかもしれないからとナナエルは笑顔を浮かべます。

ナナエルはレジナーに本を持ってくるよう頼みました。

レジナーはビクつきながら、いつもとは違う本を持ってきます。

これじゃなくていつもの本を持ってきてとナナエルが伝えると、レジナーはあからさまに動揺しました。

イドンは本なら何でもいいのだとナナエルに伝えましたが、レジナーもバイオラもこの本は重いからという理由で使わせなかったとナナエルは不思議そうに答えます。

レジナーは青ざめて口を開きましたが、皇帝の静かな一喝により黙り込みました。

持ってこいと命じられ、レジナーは震える手で本を持ってきてナナエルの頭に乗せようとします。

ガクガクと震える手をナナエルが指摘しました。

ナナエルの頭に上手く本を乗せられないほどレジナーの手が震えていたのです。

イドンはため息をついて、バイオラに代役を頼みました。

バイオラが乗せた本はたちまちナナエルの頭から滑り落ちてしまいます。

何度やってもすぐに落ちる様子を見た皇帝とイドンは…！？