転生皇妃の生き方 ネタバレ97話【漫画】萌姫を取りあう2人の皇子達

はじまりから前回までのあらすじ

千年の苦行を終えて仙になった兎でしたが、それも束の間のことでした。

仙丹を盗んだという濡れ衣を着せられてしまい、無実の罪によって、処刑されてしまうのです。

そして命が終える間際、龍神の声を聞きました。

龍神により、仙兎は下界の少女に転生することになります。

龍神は仙兎に問います。

もし天宮に戻れるとしたら、戻りたいかと。

仙兎が天界へ戻るための条件は、大雍朝で真の皇太子を即位させるというものでした。

大雍朝

大雍朝は女権国家です。

霊根を持つ女性のみが仙になる為に、修行を行うことが出来るのですが、皇太后の世継ぎである皇太女が逝去してしまいました。

皇太后には他に世継ぎとなる皇女が居なかった為、4人の皇子の中から世継ぎを選ぶこととなります。

必ず天界へ帰り、罪を着せた人物への復讐を誓う仙兎は、龍神の力により人間へ転生することを決めたのでした。

しかし、転生先となる蘇萌姫は、宮廷に来た初日に、他の皇后候補に陥れられて、皇太后に失礼なことをしてしまうのです。

それにより、いきなり好感度が下がってしまいます。

そして、霊根の力は誰も欲しがらない「五行霊根」。

ろくに修行をしたことがなく、金目のものを持っているワケでもない、貧相な体で友達もいない。

という、優れたところを探すのが大変な人間に転生してしまったのでした。

ここから、天界に戻る条件を達成するのは容易いことではなさそうです。

皇家書院入学初日

萌姫を含めた4人の皇后候補達は、皇族となるために皇子達と同様に皇家書院という学校へ通うことが必要です。

入学試験では、宋暮雪による嫌がらせもありましたが、何とか乗り切るのでした。

試験に合格を果たした4人の皇后候補達は、皇家書院に入学できることになったのです。

入学初日の朝です。

3人の皇子達が春生殿に迎えに来たり、授業では、隣の席を争われたり、帰宅時も3人の皇子達に送られるなど、一日中忙しい萌姫なのでした。

そして、帰宅途中の萌姫は、皇子達から質問責めにあいます。

なぜ自分達の隣の席ではなく、大皇子の隣に座ったのか、皇子達の中で一番仲がいいのは誰なのかと。

転生皇妃の生き方97話のあらすじ込みネタバレ

三皇子と四皇子

2人の皇子は、質問を止めません。

なぜ、大皇子の隣の席に座ったのか。

皇子の中で誰が一番仲がいいのか。

萌姫は、答えることができない状況に困ってしまいます。

しかし、この程度で萌姫は参ったりしません。

三皇子の頬に手を添えて、優しく三皇子とは縁があると話します。

四皇子には、狩猟の時に一緒に戦ったことや勉強を教えてもらった恩があり、絆を感じていると頭を撫でながら話します。

そして2人に、悲しい顔をしてぶりっ子ポーズで、どちらかを選んだらもう片方を傷つけることになるのだから、どちらを選ぶこともできない。

ーーー皇子達は、ボーーっと萌姫を見つめますーーー

だから、あえて親しくない大皇子を選んだのだと答えるのでした。

しかし、それが原因でみんなに責められてしまうなんて・・・

うう〜と、うそ泣きしながらチラッと皇子達の様子を覗きます。

まんまと萌姫の作戦にハマってしまった様です。

あたふたしながら、萌姫のことを責めているワケではないのだと言い訳するのでした。

萌姫は、ウソ泣きしながら、本当に？と振り返ります。

四皇子は、三皇子みたいに心が狭くないと、サラッと三皇子を貶めました。

三皇子は四皇子の発言にびっくりして四皇子の口を押さえ込みます。

自分はそもそも怒っていないのだと否定します。

萌姫は、それを聞いて2人にウインクしながら、今日の復習を理由にあっさり別れるのでした。

適当にあしらわれてしまった様子の皇子達は、萌姫が泣き止んだ事で安心した様で、またね　と手を振るのでした。

2人と別れた萌姫は、フフ〜ン♪と自分の方が皇子達よりも上手だなと、得意気に歩き出します。