私、今日から皇女ですか！？ネタバレ29話【漫画】すでにこの世にいないヒードル夫婦

漫画『私、今日から皇女ですか！？』29話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「私、今日から皇女ですか！？」28話はこちら

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皇帝の復讐相手

ナナエルの過去の苦しみを思い、皇帝は深い後悔に苛まれていました。

復讐を決意し、まずはナナエルの過去について調べることにします。

しかし復讐の相手が定まった途端、その復讐相手を失うことになってしまいました。

ナナエルを引き取った夫婦はもう、この世にいなかったのです。

私、今日から皇女ですか！？29話のあらすじ込みネタバレ

復讐を決意した皇帝

皇帝は自室で沈み込んでいました。

騎士のセーラントに声をかけ、騎士が戦闘中に深い傷を負ったらどうするかと尋ねます。

医師に治療してもらうとセーラントは答えました。

 

大したことないと放置しては大事になってしまう可能性もあるからです。

皇帝は頷きました。

患部に触れないでおくことが、最も簡単で早く傷を癒す方法だと錯覚していたのです。

 

甘かった…と呟いて皇帝は顔を覆いました。

ナナエルに心を休める時間を作ってあげれば、過去の傷は忘れて幸せな思い出のみ残ると思っていたのです。

何もせずに傷が癒えるのを願うというのは、結局放置しているのと同じことだと改めて皇帝は思いました。

 

運良く再び機会を与えられたというのに自分は過去と同じことを繰り返すところだったと皇帝は呟きます。

皇帝はセーラントに命じてドミニクを呼びました。

恩も恨みも、自分が何倍にもして返してやると暗い決意を抱きます。

 

その翌朝、ドミニクはさっそく皇帝に昨夜の命令を遂行したことを報告していました。

ウィッグの購入経路を辿ってナナエルの過ごした場所を割り出したのです。

そこはエルサボン王国のベルドウェー伯爵領の小さな村でした。

 

正式な村の名前はなく、そこの住民はブルーウェルと呼ぶ不法居住地域だそうです。

ナナエルを引き取った夫婦についてもドミニクはしっかり調査していました。

ナナエルが3歳を過ぎた頃に孤児院から養子として連れてきたのがノル・ヒードルという男で、オディラという夫人とルネットという娘がいます。

ナナエルを引き取った夫婦は…？

夫婦は領主の目を盗み何代にも渡って巨大な農場を運営し、ブルーウェルで一番大きな土地を持っていました。

自分たちが領主であるかのように振る舞っていたといいます。

養子という形ではありましたが、ナナエルは実際は奴隷のように扱われていました。

 

使用人を雇用する代わりに孤児院から子どもを連れてきたのだろうとドミニクは推測します。

書類を皇帝に見せ、賃金を支給した記録はまったくないと告げました。

皇帝からはすでに怒りのオーラが出ていました。

 

住民の話によれば服は年中ぼろきれ一着で、靴も食事もまともに提供されていないようだったということです。

皇帝は今すぐエルサボン王国に使臣を送り、ヒードル夫婦とその娘を自分の前に連れてくるよう命じましたが、ドミニクは控えめに最後の報告があると伝えました。

ヒードル夫婦が少し前に死亡しているという報告です。

 

10日ほど前、ブルーウェルに大規模な魔物の襲撃がありました。

住民が皆避難する中、ヒードル夫婦は最後まで動かなかったため、失う財産が惜しかったのではないかと見られているようです。

ヒードル夫婦と娘は魔物に引き裂かれて死亡していますが、幼い娘が一番先に魔物に襲われているというのが不審な点でした。

 

まさか娘を魔物に投げたのかと皇帝は頭を抱えます。

実の子でさえそんな扱いなのに、もしもナナエルがいたのならば、その扱いは目に見えるようで…！？

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私、今日から皇女ですか！？29話の感想