私を溺愛する2番手男キャラを育てました ネタバレ30話【漫画】カルティア家とデプロン家の仲

漫画『私を溺愛する2番手男キャラを育てました』30話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

＞＞前回「私を溺愛する2番手男キャラを育てました」28話はこちら

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ユリナは、デプロン侯爵との出会いによって、小説の運命に抗えないのかもしれないという恐怖にとらわれて錯乱。

そんな時、寄り添ってくれたのはレイノードでした。

ユリナを守れるような大人になりたいと強く願うレイノード。

一方、ユリナには複雑な気持ちがあって…。

私を溺愛する2番手男キャラを育てました30話のあらすじ込みネタバレ

デプロン家の怪しい動向

レイノードとのお出掛けから帰ってきたユリナは、父親のカルティア侯爵のもとを訪ねました。

そして、カルティア家とデプロン家の仲について率直に質問。

険悪だという噂は本当かと聞いたのです。

 

カルティア侯爵によれば、カルティア家とデプロン家は政治の方針について意見がわれているそう。

しかし、実際にはハッキリ「悪い」と言うほどでもないといいます。

 

貴族として、本音を表に出さないようにと教え込まれているユリナ。

デプロン侯爵は隠すことなく敵意を向けられたことを不思議に思っていました。

かといって、カルティア侯爵が嘘をついている様子もありません。

 

そして、一つの推測にいきつきます。

デプロン家が一方的にカルティア侯爵を憎んでいるかもしれないということです。

 

難しい顔で考え込むユリナに、カルティア侯爵は出先でデプロン侯爵と何かあったのかと心配してきます。

ユリナは、デプロン侯爵がレイノードを欲していたのが気になったのだとだけ答えました。

ユリナに何かあれば、父親として黙っていないと言ってくれるカルティア侯爵。

 

それでユリナの本当の悩みが解決される訳ではありませんでしたが、彼の娘を思う気持ちが伝わってきて、いくらか気持ちが軽くなります。

何の変哲もない穏やかな日々が続くことを願わずにはいられず…。

真実と裏切りと

絶命のトラウマを抱えながら、誰にも本当のことを告げられずにいるユリナ。

話せない状況よりも、本当のことを知られた時に周囲の目が変わってしまうことを恐れていました。

 

部屋で考え事をしていると、レイノードがやって来ます。

レイノードの顔を見て、ユリナは「真実」を知った時に一番傷つくのは彼に違いないと感じました。

自らの保身のためにレイノードのパトロンを買って出たと知ったら、レイノードは自分を恨むかもしれないとも思います。

教えて欲しい

用件を聞かれたレイノードは、口をもごつかせます。

一つは、ユリナの様子が気になってのことだそうです。

 

今日の帰りの馬車の中でも、レイノードはユリナを気遣っていて、今も心配してくれていることに、ユリナは複雑な気持ちになります。

レイノードの配慮が、小説のキャラクターの“ユリナ”に対するものなのか、その中身の自分に対するものなのかと、妙に気になってしまうのです。

デプロン侯爵との出会いで、まだ神経質になっているだけだと自分で自分を落ち着かせます。

 

レイノードは本題として、気になっていることがあると切り出してきました。

何を聞かれるのかと、気が気でないユリナですが…。

レイノードは自身の名前の意味を知りたがっていたのです。

私を溺愛する2番手男キャラを育てました30話の感想

デプロン家とカルティア家には、これといった確執はない様子。

ユリナとリディアが皇太子妃候補になるのはまだ先の話で、ライバル関係でもないようですね。

デプロン侯爵がカルティア家を恨むとすれば、家門の特性か権威のことでしょうか？

 

デプロン侯爵は自身の家門を“魔法では”どこにも負けないと話しており、魔法は建国にも関係している太古の昔からの強き力の象徴です。

カルティア家がそんなデプロン家と対等以上に肩を並べている現状は、彼のプライドが許さないのかもしれません。

魔法関連だとすれば、「赤い瞳」のレイノードをしつこいほどに欲していたことにも合点が行くと考えます。

 

ユリナには、自分は“オリジナルのユリナ”ではないことに引け目を感じていると見受けられました。

父親や使用人たち、そしてレイノードから向けられる思いやりが、騙しているようで心苦しいのでしょう。

個人的には、レイノードはユリナの中身をひっくるめて好意を示していると思うので、ユリナが自信が持てるようになれば良いなと思います。