私を溺愛する2番手男キャラを育てました ネタバレ32話【漫画】ユリナの見送りの言葉に…

レイノードがカルティア侯爵家に来てから、あっという間に季節はめぐり、クーロン王立アカデミーの受験シーズンが到来。

日頃の勉強の成果で、レイノードはどこからどうみても貴族の一員に見えるようになっていました。

ユリナが見込んだ通り、魔法の才能も着実に目覚めているレイノード。

ユリナはこれまで、レイノードがアカデミーに入学するのが最善の道と信じて疑いませんでしたが…。

私を溺愛する2番手男キャラを育てました32話のあらすじ込みネタバレ

早くも合格内定？

レイノードを見に来たアカデミーの教授は、人目でその素質を見抜き、目を輝かせます。

そして、レイノードは面接せずとも合格が言い渡されたのです。

すぐにでもレイノードをアカデミーに連れて行きたいと興奮気味の教授。

ユリナは、レイノードのアカデミー入学を確信できてほっとします。

ベシーは、レイノードのことをすごいと褒め称えながらも、ユリナにいつも以上に気をきかせます。

ユリナがいつもより元気がないように見えたのでしょう。

しかし、ユリナ本人はベシーの言動の意味が分からず、特に用はないからと下がらせます。

私が運命を捻じ曲げた？

教授との話を終えたレイノードは、ユリナを連れて庭に出ます。

まだ雪が降っていて、冷え込みの厳しい季節。

ユリナの鼻が赤くなっているのに気付いたレイノードは、少しでも温かくなってもらおうと、ユリナの顔を両手で包み込みました。

簡単な魔法なら使えるようになったものの、この方が温かいからと言います。

ユリナは、魔法よりもレイノードの優しさが直接伝わってきて、確かに効果的だと答えるのでした。

レイノードは、カルティア侯爵家に来ることになったきっかけのことを話し始めます。

ユリナが手を差し伸べてくれなかったら、今も自分は孤児院で暮らしていたと…。

小説の「カリオン」は、デプロン侯爵に引き取られていて、本当ならレイノードはヒロインのリディアと過ごしていたはずだと感じるユリナ。

もしかしたら、レイノードにとっては原作通りの方が幸せだったのかもしれないと思ってしまいます。

しかし、そんなユリナの考えを否定するかのように、レイノードはユリナと一緒に居られる今が自分にとっては嬉しいと話すのでした。

それぞれの思いは

魔法アカデミーは、ユリナたちが過ごす帝国とは別の王国にあります。

つまり、入学するということは留学が必須。

さらには、7年制で、成績で卒業が延期になることはあっても飛び級などの制度はなく、卒業までは帝国に帰ってくることはできません。

レイノードは、帝国で今まで通りユリナをそばで守りたいとの意思を示します。

ユリナは、レイノードの魔法の才能を伸ばすにはクーロン王立アカデミーに行くべきと伝えました。

目も合わさずに告げられたその言葉に、ユリナに突き放されたような気持ちになってしまうレイノード。

親から捨てられた時の心情と重なって…。