フレンシアの華 ネタバレ30話【ピッコマ漫画】依織に笑う時間をくれる存在だった友達。このまま一緒にいられると思っていた依織を襲った悲劇とは！？

漫画『フレンシアの華』30話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します！

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友達がいたから笑うことができたし、つらいことも耐えられていた依織。

酷いことをしていた施設長とその愛人がいなくなって、ようやく自由を手に入れることが出来ました。

 

依織にとってこの友達と一緒にいることは、ごく当たり前の日常でした。

成人したら･･･と二人は約束をしましたが、このあと信じられない結末が待っていたのです。

フレンシアの華30話のあらすじ込みネタバレ

たった一人の友達

いつもキューブで遊んでいる彼の真似をして依織もやってみるのですが、なかなか彼みたいに上手く出来ません。

 

「誰でも出来るって言ってたのに･･･変人くんの意地悪！」なんて冗談を言い合えるのは、彼だけでした。

 

名前も知らないし、どこから来たのか、いつ捨てられたのかも彼について何も知りません。

ですが、依織にとって気楽に話せるただ一人の友達だったのです。

 

キューブができない依織は、私のやり方でやってみせると言うと工具を取り出します。

それを見た変人くんはさすがに焦って止めようとしますが、依織の手は止まらずどんどんキューブを力ずくで外していきました。

 

力づくで完成させたキューブに大満足な昔の依織と、ボロボロにされたキューブを見て慌てる変人くんを眺めて現在の依織はクスクスと笑います。

 

この光景を見て、あらためて彼が私に笑う時間を与えてくれたことを思い出したのでした。

二人の約束

どんなときも依織と変人くんは一緒でした。

施設長の愛人に殴られたり、ご飯をもらえずパンを分けて食べたときもいつでも一緒だった二人。

 

そして、施設長とその愛人が逮捕されていなくなったときもお互いを頼って生きてきたのです。

もちろん、これからもずっと変わらないと思っていました。

 

施設長たちがいなくなってしまったので、この施設から出ていくことになった依織と変人くん。

 

これからどうするつもりかと聞く変人くんに向かって、依織はこれからも一緒にいようと思っていると伝えます。

照れる変人くんに行く当てがあるのか聞き返すのですが、「さぁ･･･」と素っ気なく答えるだけでした。

 

「一緒に行こう」と依織が言うと、ビックリしてしまう変人くん。

依織は、一人は寂しいけど二人なら退屈じゃないと言いますが、それに対し変人くんはこう返します。

 

「二人だと耐えなくちゃいけない悩みも増えるのに、それでも一緒にいたいのか？」と言われても、一緒にいたいと答えた依織でした。

 

こうして、成人になる日がきたら一緒に施設を出る約束をしました。

消えた依織の希望

約束の日、待ち合わせの場所に急ぐ依織。

 

これから二人でどこに行くのかも何をするべきかも何も決めていなかったのに、なぜか気持ちはワクワクしていました。

変人くんと二人なら寂しくないと思う気持ちの方が大きくて、これからのことへの不安なんか感じていなかったのです。

 

変人くんの姿を探しますが返事がありません。

 

次の瞬間、時間が止まってしまったような衝撃的な光景が目に飛び込んできました。

そのとき依織は、変わり果てた姿で横たわっている変人くんの姿を目撃したのです。

 

この瞬間、依織の希望が消えてなくなり目の前が闇に包まれました。

フレンシアの華30話の感想

 

依織と変人くんと呼んでいた友達は、いつもお互いを頼って生きてきました。

つらいときも、おなかがすいたときも友達の存在があったから、依織は耐えることができたのです。

 

笑う時間を与えてくれるたった一人の友達。名前すら知らないけれど、依織にとってはどうでも良いことでした。

ただ、これからも変わらず一緒にいたいと思う気持ちしかありません。

 

そんなある日、依織が過ごしている施設の施設長たちが逮捕されて、もうすぐ成人になる二人は出ていかなければならなくなります。

 

行く当てがあるのかと聞く変人くんへ向かって、依織は一緒に行こうと誘います。

たとえ耐えなきゃいけない悩みが増えたとしても、一緒にいようと気持ちに変わりはありません。

 

こうして二人は成人になる日に、一緒にこの施設を出る約束をしました。

 

ですが、約束の日に依織は信じられない光景を目にします。

 

それは、ぐったりと横たわる変人くんの変わり果てた姿だったのです。