
漫画『狼女帝ロゼリン』49話についてネタバレ有りであらすじや読んだ感想をご紹介します!
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狼女帝ロゼリン49話の見どころと注目ポイント!
自分が自分であるために
夢の中の母の言葉で呼ばれたように飛び起きたロゼリン。
かつて母が言っていた、「結ばれてはいけない人」の事を思い起こします。
ジュンは、ロゼリンにとって最愛の人となりつつある半面、彼はロゼリンにとって結ばれてはいけない人でこのままでは自分は自分ではいられないと思ったロゼリンは、隣で眠るジュンにある事をしようとしますが…。
はたして、ロゼリンは自分の中の迷いを解決し、この気持ちを受け入れる事が出来るのでしょうか?
狼女帝ロゼリン49話のあらすじ込みネタバレ
目覚めと母の言葉
目を覚ましたロゼリンは、大きくなる心臓の音が収まるのを待ち、隣で眠るジュンの顔を見つめました。
夢の中に出て来た思い出の中の母は、こう言っていました。
人には、「結ばれてはいけない人」がいる、それをしっかり見分けるのよ、と。
愛していい人と、そうではない人がいて、ロゼリンはその言いつけ通りに沢山の人と関係を持っていましたが、どの男も盛りが付いた猿程度に思っていました。
けれど、ジュンは違っていたのです。
ジュンといると心が満たされていくようで、今までの男のように理性的な判断ができなくなっていました。
それは、ロゼリンが自分が今までの自分でなくなりそうな感覚。
そうなる前に、彼女は終わりにしようと思います。
でなければ、狼人間でもあるロゼリンと普通の人間であるジュンが結ばれたら、両親のような悲劇を呼ぶかもしれない…そうなる前に、ジュンを始末しなければ!と、ロゼリンはそう思いました。
牙を剥き出しにしたロゼリンが、ジュンに近付こうとしたその時、突然ジュンが寝返りを打ちました。
そして、亡くなった兄達を呼びながらモゾモゾとロゼリンに近付き、しがみついてきたのです。
これには驚いたロゼリンはされるがまま。
ふと、目を覚ましたジュンが顔を上げると、そこには信じられないといった顔をしているロゼリンがいました。
すぐに正気になったジュンは慌てて離れます。
寝ぼけていたようです!と謝るジュンを見つめていたロゼリンは、少し恥ずかしくなりながら「最近はもっと大胆なくせに、こんな事で謝るな」と、髪を耳にかけました。
言葉とは裏腹に柔らかいロゼリンに、照れ隠しの満面の笑みを浮かべるジュン。
そんな純粋な笑顔を前に、ロゼリンは自分の中で何かがストンと落ちていくのを感じました。
さっきまでは始末しなければと思っていたのに…。
その思いも、彼を前にすればスッと消えていくよう。
少し間を置いた後、ロゼリンは「贈りたいものがある」とジュンを誘いました。
月夜の贈り物
ロゼリンがジュンを誘って連れて来たのは、彼が摘んできた黄色の花が一面に咲いた草原でした。
月夜に照らされていっそう鮮やかなその草原に腰かけた2人。
ロゼリンは、この間の花のお礼だ、と言います。
ジュンは、自分が用意したものよりもずっと素敵なものを頂いてしまいました、と微笑みました。
その笑顔に微笑み返すロゼリン。
2人は花冠を作ったりして身を寄せ合います。
ロゼリンの母の願いとは、一つ。
人の心というのはとても複雑で色々な経験をする事も大事だけれど、それでも女帝はロゼリンに「愛」を知ってもらいたい…恋をして沢山学び、いつか本当に愛する人を見つけられる事。
お互いに尊重し、心から信頼し例え全てを差し出してでも自分を見捨てない、そんな人と結ばれる事でした。
狼女帝ロゼリン49話の感想
今までずっと国の為に母の言っていた通りにしていたロゼリンが、あえてそうしていただけであって中身は普通の女性なんだな、と安心したお話でしたね。
もしかしたら、ロゼリンはどの男性に従う事もせずに凛としている事が周りになめられない強さだと思っていたのかもしれません。
そういう意味では、ジュンの存在って大きいですよね!
今までずっと愛について考えないようにしてきたロゼリンに対して、ジュンが彼女に向けるものはどこまでも純粋なものですし。
彼なら、ロゼリンが女帝じゃなくなったとしても側にいてくれる…そう思える相手なのかもしれませんし、読者としてはそうであってほしいです。
今回のお話で自分が自分でなくなる前にジュンを始末しようとしたロゼリンでしたが、この気持ちが本物だとはっきりと自覚する事に繋がりました。
ようやく思いが通じ合ったような2人ですが、これからどうなるのか気になります!
まとめ
今回は漫画『狼女帝ロゼリン』49話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
夢から覚めたロゼリンは、昔に母が言っていた事を思い出します。
結ばれてはいけない人、という存在を思い起こせばジュンはまさにそれ。
ロゼリンは自分が自分である為にジュンを手にかけようとします…が、思いとどまります。
その気持ちが理性でどうにかできるものではなく、本物なのだと気付いたロゼリンはゆっくりと自分の気持ちを受け入れていくのでした。
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