小説の中の悪女皇帝になったネタバレ54話【ピッコマ漫画】ブリックとジェナに探りを入れていくユリア

真犯人に迫る新たな証拠？

ブリックとジェナがユリアの敵か味方かわからない状況で、ユリアはユーストやベヌース伯爵とともに、慎重に調査をすすめることにします。

さっそくブリックとジェナに探りを入れようとしたユリアに、ジェナが事件当日に見た「あるもの」について話しました。

小説の中の悪女皇帝になった54話のあらすじ込みネタバレ

真犯人が油断してくれると良いと思うユリア

西の城で起きた火事を、ユリアは事故だと発表することにしました。

すでにウェディン地域の貴族からは不満の声が上がっており、これ以上ブリックを疑って捜査をすすめるのは得策ではないからです。

ただし、ユーストとベヌース伯爵には引き続き、こっそりと真実を探るように指示しました。

ブリックとジェナが敵か味方かわからない状況なので、いったんはこの事故を起こした者の思うように進んでいると見せかけ、犯人が油断してくれれば良いとユリアは思っていたのです。

ユーストとベヌース伯爵と話したあと、ユリアはブリックの見舞いに向かいました。

ブリックはユリアが来たのを見てベッドから体を起こしましたが、顔はまだ青白いままです。

ユリアは医者を送り、さらにウェディン地域の貴族を付き添わせようかと言いましたが、ブリックはそれを断りました。

他の人の視線が気になるし、ユリアに忠誠を誓った自分が迷惑をかけるわけにいかないと話すブリック。

いったんブリックの部屋を出たユリアは、彼は自分が疑われていることを知っているのだろうかと考えます。

ブリックは煙を吸って呼吸器を痛めたと医者から聞いていました。

もし彼が事件と無関係だとしたらかわいそうだし、無実の人を疑っているようで心が痛むユリアなのでした。

ジェナが事件当日に見たものとは

続いてユリアはジェナのところへ向かいます。

幸いジェナのケガは軽いやけどだけだったので、すっかり元気そうに見えました。

そしてジェナは火事のせいでますます忙しくなってしまったユリアを心配してくれます。

そんなジェナを見て、ユリアは妹ができたみたいだと思いました。

顔を見る限り嘘をつくようには見えませんが、ユリアはジェナにも火事の当日のことを聞いてみることにしました。

実は聖女となるために幼少期に受けた厳しい教育が要因で、ジェナは軽い不眠症を患っています。

事件当日もジェナは眠れないでいたのでした。

そういえば、とジェナはブリックの容態を案じ、自分が治療しようかと申し出ますが、ユリアはそれを断ります。

なぜなら、ジェナが治癒力を使うにはその代償を払う必要があるからです。

二人とも犯人ではなさそうに見えますが、かといって信じて裏切られるのも困ると思うユリアはもう少し探ってみることにします。

するとジェナが火事が起きた日に、おかしな赤い光を見たと話し始めました。

あまりにも不思議だったからその光の動きを書き留めたと言って、ジェナは一枚の紙をユリアに手渡します。

そこには丸のなかに腕を広げた人の形のような不思議な記号が描かれていましたが、絵が下手なせいもあり何かよくわかりません。

部屋に戻ったユリアはさっそくその紙をフェリックスとベヌース伯爵に見せます。

するとフェリックスが、イーレン伯爵の絵だとすぐにわかったのでユリアは驚きました。

実はジェナは絵が下手なので、いつもフェリックスに絵を教えてほしいと頼んでいたのです。

フェリックスがジェナが描いた絵を書き直すと古代魔法陣が現れました。

古代魔法陣は、古代魔法を使ったときに必ず現れる二つの現象の一つなのですが…。